昨日の「ながお秀樹のなんでやねん」は赤木ファイルについてでした。
近畿財務局職員だった赤木俊夫さんが自死されたのが2018年の3月。国民のために真摯に仕事をしてきた職員が、自分が関わった公文書を改ざんするよう求められ、従わされる苦悩は計り知れないものがあったことと思います。自分だったらどうだっただろうと考えてしまいます。
せめて事実を記録したいと赤木ファイルを残されました。正義感の強い優秀な職員でいらっしゃったことがよくわかります。
一人の命が失われたにも関わらず、何ら真相に近づくことがありませんでした。なかったことにされてきたことに憤りを覚えるとともに、自浄作用も働かなくなっている政府の異様さも感じずにはおれません。
赤木さんの奥さまは「真相を知りたい」「夫の無念を晴らしたい」という思いで、司法に訴えられました。この勇気にも頭が下がります。このほど国も赤木ファイルの存在をようやく認め、開示しましたが、400か所以上の黒塗り部分があったといいます。
番組でも話がありましたが、今度こそ、司法の場と国会で真相解明に向って進んでいってほしいと願ってやみません。