大阪に遊びに来ていた島根の知人Aと家の近所を歩いていると、彼女が突然「危ない!」と私の腕を取った。なんてことはない。自転車がごく普通のスピードで私の横を過ぎただけだ。「びっくりするやんか」「だってすごいスピードで」。言っとくが私は自転車に気づいていた。
それから彼女は道を渡るたび怯えた目であたりを見渡すので、「怖いと思ったらじっとしとき。向こうが避けるから」。熟練のスキーコーチみたいなアドバイスをした。
炎天下、別の知人(島根B)と同じように歩いていると「みんな自転車に日傘さしてる!」さも面白いものを発見したように声を上げた。『サスベー』が新鮮なようだ。自転車のハンドルの中央に傘を固定するマシーンね。おませなJKもサスベ―愛用しているのを見つけ喜んでいた。大阪へようこそ!
先日まで私は島根に長逗留していた。帰阪して気がついたのだが自転車に乗った人はレンタサイクルの観光客くらいで、生活の足として乗っている人を一人も見かけなかった。車は一人一台だけど、自転車は一家に一台もない(杉本ふんわり調査)
疾走してくる自転車の速度を肌で感じることなく、自転車をより快適に便利にチューンアップする必要性もないのだから、ママチャリ天国大阪の速度に驚きサスベーも新鮮に映るはずだ。
東尋坊の話をしよう。
断崖絶壁に立ち、日傘を傾けポーズを取りながら写真を取り合っていた時、突風が吹いた。風をはらんだ傘に足を持っていかれた。あの時とっさに傘の柄を手離していなかったらまちがいなく火曜サスペンス劇場と化し、コロコロと足元を転がる日傘は凶器として押収……。船越さん落ち着いたのかしら。
なので私はサスベ―を使っていません。自転車は毎日乗って、安全速度でハルカスにも行きます。空気を無料で入れてくれる親切なお兄さんのいる自転車屋さん知ってます。お教えしましょうか。
